Normandie n 2

話しはちょっと前にさかのぼって。
ノルマンディに出かけた電車で、
次女が、ビックリするほど大人しく寝ていた話しを載せましたが、
その後、ビックリするほど、大変な事が起きたのです。

夜ご飯にレストランに出かけた時の話。
私も旦那さんも、大大大〜〜〜好きな牡蠣を食べ、
目をキラキラさせて、
さあ、次はムール貝♡と、
あったか〜い湯気の上がった、潮の香いっぱいのお皿を前に、
心弾ませてたのですが、
一粒食べた時点で、次女がギャン泣き。
おっぱいがあれば、レストランだろうと、カフェだろうと
どこでも静かに居れる次女が、大騒ぎ。
おっぱいもなにも、
いや===!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
とにかく、すごい泣きました。
お店全員の注目を浴びながら、それでも冷静に
「おっぱいが有るから大丈夫だもん♡」と
にっこりしてみたのですが、、、
泣き止むどころか、増々勢いよく泣く一方。
新生児が、本気で泣き出したら、
それはそれは、
すごいエネルギーだと言う事を忘れかけてたので、
まさにパニック。
凄まじいギャン泣きで、レストランに居れず、
外に出たものの外でもダメ。
道中に赤子の叫び声と、
コートもバックも持たずに、飛び出して来た日本人1名。
それはそれは滑稽だったはず。
あまりのすごさに、レストランの前にも居れず、
ちょっと離れた、銀行のキャッシュディスペンサーの前で
(人が居ない場所だったので)
スリング(抱っこひも)に乳飲み子を入れ、
必死で授乳させようと努力し、
仰け反り返って叫び続ける娘をあやす事、、、
多分、40、50分。
通りすがる人は、
コートも着ず、
狂う様に泣く赤子を抱えてる私を怪しい目で見るし、
この時ばかりは、通行人なんて存在しない事にし、
人から見られようとなんだろうと、
遠い空を見つめながら、
フラフラフラフラ〜。
揺れているだけで精一杯でした。


殆どの人が、哺乳瓶で粉ミルクをあげてるフランスで、
頑に母乳育児にしてる訳でもなく、
哺乳瓶もおしゃぶりも、やだ=!!!
と泣く次女を尊重しての母乳育児なのに、
おっぱいがやだ!!!と言われたら、、、、、
もう、どうする事も出来ません〜。。。
ひたすら、泣きつかれるのを待った夜でした。


放心状態でレストランの前に戻ると、
旦那さんが飛び出して来て心配してくれました。
出て行ったっきり、戻らない母子。
その辺探してもどこにも居ない、
携帯もコートもないまま消えた母子。
そりゃ、心配かけました。

レストランの方が、私のムールを
温めて取っておいてくれたのですが、
もう、味なんて全く解らず、
ひたすら、
次女を起こさない様に、ソファで固まってました。
旦那さんと長女の心配の言葉も上の空で、
私の人生で、忘れられない想い出になった夜でした。




と、
こーんなに迷惑をかけ、恥ずかしい思いをしたのに、
場所と味が私達に都合がよく、
連日このレストランで食事をし、
ギャルソンのお兄さん達から、毎度同じ席に座らせてもらい、
アペリティフまでだしてもらったり、
すっかり仲良くしてもらいました♡
2日目からは、何もなかったかの様に
パパ抱っこで満足そうな次女。

今なら笑えますが。



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